からくり戦国江戸ものがたり/鈴木陽一レモン
てくる なんて
ぜんたい
どういう からくり なのよ
かわいいなあ。もう。
即ち対決は三つ巴の時代に突入したのであった。ぼくは、ずっと離れたところから望遠鏡を覗くことしかしなかったのけど、気にならなかった。プロブレムではなかった。ぼくには!タワーやブリッジやミュージアム的なものが在る、ように思えた。それがレモンにとっての戦国の江戸だった。そこには、よろこびがあった。うれしかったし、たのしかった。笑った。ほんと、笑った。
ひとくちげろほど、泣いたあとには。
戻る 編 削 Point(3)