猫に捧げる詩/
冬野 凪
猫の眼は素直である
安ウィスキーをかっくらってばかりいる僕の眼とは
対照的だ
猫好きのひとに問いたい
きみらは嫁よりも猫をとるよな
少なくともこの一瞬
人生という長いスパンではなく
今だけならば
人類の友たる猫に乾杯
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