女優/森の猫
 
い詰め
乱読の日々

どこにいても
ふわふわして

ほんとの自分らしくない
あたしの魂はどこのあるの

そうココロの中で叫びながら
月日は過ぎていった

思いがけず
3番目の子供を宿し
産み育てるうちに

欝という 病を背負う

これが あたしの
大きな転機だった
良くも悪くも

いや よかったのであろう

13年のときをかけ
詩に出会い
朗読に出会い
人と出会い

あたしは 変わった 
180度以上!

ものすごい
スロー スターターだ

でも うれしい
ほんとのあたしに
なれたから

もう演じるのは
ほんのわずかだけ

社会の規範をはずれない程度に

女優に目覚めた女性は
もう後にはひけないと聞く

あたしも自分の人生を
演じながら

楽しむための
生を受けた

人生をあるく
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