このことばくらい/かんな
 
いに咲き乱れる。

明日がいくらあっても足りない。

桜坂 鳥のさえずり 風の群れ 匂いたどれば 宵の月 (花鳥風月を詠む、なんてね)

花は咲くために花ひらくのか、それとも散るために花ひらくのか、考えると答えに迷う。

用意したことばってこころに響かなくて、ふいに口をついてでたことばが、胸につきささったりする。

目的のない散歩って何だか好きだ。目的地がないだけでひとは随分自由になるんじゃないだろうか。

忘れてゆく記憶を思い出として拾い集める行為って大事だ。

すべてを捨ててしまうよりは、たったひとつでも抱きしめていたい。

誰のこともたいせつに出来ないなんて、そんなことはないとおもう。

さようならを抱えきれないときがある。

つぶやくことが長くなれば長くなるほど、そこにはエゴがでてしまうような気がしている。

わたしからあなたへ届けられるものはこのことばくらいです。


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