過ぎ行くカラダ/
朧月
どこへいくとおもう?
この空気
この風
ついてゆきたくて両腕を広げた
空は薄曇に
雲は白に
夏になったとおもう?
この気温
この汗
確かめたくて肌をさらした
生まれたままの自分とは
今 なにが違うの と
手の平で 目の平で
まんべんなく見つめてみれば
かつ とあたった
それは 私の襞の私の時間だった
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