むっつ 夏のうた/
はちはちよん
エメラルドグリーンの夜なまぬるい風がふたりを近付けている
陽炎を蝉が叫んで揺らめかす 入道雲が乗せてきた夏
わわわわと とおく、ちかくで鳴くかえる まっくらやみでわたしいまどこ
なめらかな白い階段痛いくらいまぶしい ねえ天国に続くの?
黒糖パン色したきみのぴかぴかの足を見ていた ああ、ひどく夏
べたべたのきみとわたしが抱き合って一生ぴったりくっついてよう
戻る
編
削
Point
(11)