独りきりの部屋で燃えるような魂/うめぜき
独りきりの部屋でも燃えるような魂があるよ
ベッドの上で吐き出すように詩にするよ
指先に炎が宿れば
打ち出されるオトとコトバは、音符と休符さ
世の中には君の知らないメロディーや
孤独があるんだぜ
独りきりの部屋でも歌い出す魂があるよ
ベッドの上で掠れた声で歌っているよ
指先で弧を描けば
響き出す魂の輪唱は、やがて情熱から離れていく
世の中では君が知らない間に
歌は意味を失っていくよ
でもさ
それでもさ
独りきりの部屋で
僕が (魂が)
君を求めていて
ベッドの上で
君を (魂を)
想いながら
指先に込めるよ
祈り
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)