モンパルナスのキキ/
《81》柴田望
ャツの油汚れと
乳白色の
合わせ鏡
旅は終わって
きみがちやほやされる
間じゅう
ぼくは夜通し働いていた
小説と名づけた
クリーニング屋で働くきみを見かけた
どうせ飽きられるよ
きみの裸を描きたがる
画家たち
手ぬるい
革命の
志士たち
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