【句評】 天の川/銀上かもめ/古月
天の川/銀上かもめ
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おっぱいの先を隠して生きていく
銀上かもめさんの詩にはよくおっぱいが出てくるような気がするが、あんまりいやらしくない。むしろ開き直ったすがすがしさというか、健全さすら感じる。
さてこの句だが、なんだろう、もっと他に隠すところはないの?という感じがある。聞いた話で恐縮だが、裸を見られたときにどこを隠すかに国民性が出るという。日本人の感覚では、やはり胸と性器だろうが、文化によっては顔を隠すとか。
人間は生きていくうえで、みな何かを隠して生きていく。この句には、そうした人
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