亡骸を/
雄太
雨音から始まって
月の影に夢を見た
風の音がやむ夜に
咲いた色は薄紅で
狂気の朝に狂喜を
最も美しいものは
死後の世界の花束
拒絶の嘘を知って
別離への指切りと
晴れ晴れとした顔
亡骸を抱き締めて
落とした
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斜め、です。
雨の音色に
最後の
別れを
落とした
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