一般的な人生を/短角牛
 
一般的な人生を

テンサイ的に捉えたら

きっと興味を引くだろう

一般的な人生を

一般的に捉えても

テンサイ的に表せば

きっと興味を引くだろう

僕はそれすら出来なくて


特別な人生を

一般的な感性で捉えても

それを一般的にあらわしても

興味を引ける文章をかけるに違いない

特別でさえあれば

表現が食い違っても新たな世界を作っていくのだ

僕はそれすらできなくて


一般的な人生を

一般的な感性で

一般的に生きていく

実はそれすらできなくて

「普通はさ」といわれるたびに

傷がちょいちょい溜まってく


他人とは違う人生を

他人じゃない自分が生きるから

他人とは違う感性で

他人とは違うように生きていく


多様性か個性か知らないけれど

同じところにが留まれないから

うらやんだり ねたんだり 優越感に浸ったり

すれ違いを楽しみながら

重さを持って生きていく


一般的な人生を。



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