枯れた肌に/
森の猫
涙は無尽蔵のあるものでは
ないらしい
泣きはらした夜を過ぎ
涙は 枯れた
ひとまわり
ちいさくなった輪郭
はっと
我にかえり
手鏡をのぞき
ローションパックをする
いつか
いつか
キミに会えたなら
もっと
いい女でいたい・・・
そう思ったら
また
涙ぐんだ
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