曇り空の朝/
こころゆくまま
おいらが
君の
記憶や
残像の中に
いる
必要性は
もうないようで
寂しくも
虚しくも
悔しくも
あり
君の
声を
聞きたくなる
夜の
心も
悲しくも
虚しくも
悔しくも
あり
これから先
君に
何をして
あげられるだろうか
これから先
君に
何もせず
関わらずにいることが
唯一
して
あげるべき
こと
なのかな
声を
髪を
手を
くちびるを
触れることなど
もう二度と
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