独り言/伽茶
あんたはさ
もう、何もしてやれないと言う
あんたから見たら
私はただの駄々っ子なのね
あんたは言う
忘れた事はないっと…
私は忘れようと必死なのにさ
忘れるなと捨て台詞かい?
あんたは昔からさ
大音量のヘッドホンつけて
話したい時だけ外してさ
答えを聞かずにまたヘッドホンをつけるんだ
手だけはギュッて離さないから
何となく居心地がいくてさ…
付かず離れずの曖昧な繋がりじゃなくてさ
もっともっと
強く握って欲しくなるんだ…
あの時から
君には何も求めてないよ
高価なプレゼントも
永遠の約束も
何もして欲しいなんて言ってないよ
だから
いい人探しなさいなんて言わないで…
最後まで自分勝手なんだよ…
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