身代わり/森の猫
さみしくて さみしくて
たまらない
狂おしいこのキモチ
どう 処理していいかわらない
眠れない 身体は熱い
あたしは
強行した
身近なところで
狂ったあたしのココロ
もう いつふれあったか
忘れてしまっている
体温
その体温が恋しくなった
ひと ではなく 体温が
あたしは
明け方 夫の前に
一糸まとわぬ姿でひざまずいた
夫は驚き 欲情した
あたしの くびれた身体を
むさぼる
あたしは・・・
体温だけを感じ
キミの名前を小さくなぞっている
夫はほどなくして 果てた
あたしは イカない
キミじゃないもの
少しカ
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