気がする/瀬崎 虎彦
 
青い夜の旅人
闇の中で草木を撫でる
季節感のない風を
耳の裏側で感じる

気がつくと雨がやみ
広々とした場所に放り出され
記憶のテトリスに
翻弄されていました

誤解氷解表情を抱く
月の白さ
それが照らす歯の白さ

目を閉じることしか出来ないけれど
この夜を拡張していくなら
どこかで必ず君に会える気がする
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