オフィーリアV/
瀬崎 虎彦
夜は去る
みなし児たちの
新しい夢を巡って
動かぬと明言した
その山が動く
あらんとするか
あるとするか
瀬戸際にこそ問いがある
あの雲の形は
あるときは鯨のよう
馬のよう
すべて見るものの
心の中に宿る幻影
あの人を取り戻そう
失うことで
あなたを取り戻そう
赤い闇をあなたが塗り替えていく
氷の柱のような瀞でそれを聴いている
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