オフィーリアIII/
瀬崎 虎彦
孤独花びらにのせて歌う
死人の指とよばれる草と
緑の深遠で舞う光の粒子
孤独花びらにのせて歌う
月が満ちても狂気は去らぬ
思う心に二心ありと疑えば
身を傷つけても耐え難くて
月が満ちても痛みは去らぬ
もはや涙は流すまいと
近しい人が言ったのを
あなたは知っているかしら
私の涙はすべて
この流れに乗り
遠い海へ向かったということを
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