ネ申さまを「ねもうすさま」とよむ午後にできた短歌が以下のものです/は やしや も り
新しい顔はいらない 同じもの据える見つめる朽ちる餡麺麭
ひどいことする言い訳のためにだけ後手を待つのを隠さない笑み
言の葉の手から逃れる瞬間の掴めぬさまをしたためている
すきがすきあなたの言葉端々の変な間がある隙が好きなの
日本語の書き方で書く作文はイギルスの嘘かのじょから届いた手紙
張り付いた苦笑い触れ吐く息が張り付く火曜から金曜日
猫を見るきみを見る僕 僕を見る猫を見る君 君を見る僕
はく刻み意味をよこぎる歌よただ むねの空虚をひたひたみたせ
鍋に降る雨からもやしよけながら聞く身の上は薄くなってく
LOVE Youとあいのないままわりをくう されるがままにみをまかされる
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