全手動一行物語(41〜50)/クローバー
 
いた人々がその音を聞いて自由と呼んだ。

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商品に針が入れられていることがあるのは、鬼を秘密裏に倒そうと企む一寸法師の子孫の仕業。

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強欲な老人が、人生の大半を賭けて金が自動的に自分の元に集まるシステムを開発したが、それは以前から、銀行と呼ばれているものと同じだった。

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彼女が、ドーナツを食べないのは、胸に残った穴に気づきたくないから。

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後ろ向きな彼女が、後ずさりする先は、未来。
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