穴ぼこだらけのレモン色/吉岡ペペロ
を見つめていたらユキオがふとんをはいでまた乳房を歯で叩いてきた
朝起きるとヨシミは旅行の朝を感じた
午前の弱光がヨシミの気持ちを浮きたたせた
打ちにいこうか、
ここでもやっぱりそうなるか、
ユキオとはパチンコによくいく
あきらかに勝っているのはヨシミの方だった
ほかにもカップルで来ている客は多い
だいたいが女の子のほうが調子が良さそうだった
打っていてもきょうのユキオはどこかうわのそらだった
いつもは性的な視線を手にあててくるのにきょうは違うようだった
手を見つめられているとヨシミはいつも乳房のさきが見えないベルトで締められているような感じになる
きょう
[次のページ]
戻る 編 削 Point(5)