透明な存在と、/
嘘而
あなたの描いた世界を見た
まっしろなキャンバスにまっしろな絵の具で描いた
あなたの世界は
まるで死体みたいに 冷たくて
なにもなくて 音とか 色とか 全部
まっしろで
とうめいで
愛の重みや勇気の偉大さを知らないわたしみたいな
どこにでもいる存在を傷つけてしまうには
充分すぎて、
殺されてしまった
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