眠くなるまでやったなら我慢して寝るしかない/ホロウ・シカエルボク
だ、君の袖口がいつも濡れている、と、あっけらかんと認識するように
いつもに増して戯言の度合いが激しいのはそれはきっと、真夜中だからさ…戯言に疑問を挿むようなものがないんだ、ディスプレイの明かりだけで文字を綴ったりなんかしている時には―それをいいとも悪いとも俺は言わないぜ、いまここで書きすすめられているのはただの戯言に過ぎない、一時間か、それくらい後で目を通すのだろう君がこれについてどんな感想を持とうとだ、そんなことは俺の知ったこっちゃない、俺は睡魔を上手く睡眠まで持っていくことが出来ずに、一度起きだした奇妙に神経質な男さ
一説によると太陽の黒点が増えたせいで、生き物が眠れなくなったりするそうで
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