イノリたい/
ハイドパーク
茶を入れてくれた
彼女突然
僕の耳元で
「イノッテたでしょ。わかってますよ。」
それから
「いい塩がありますよ。」って言った
うれしかった
塩は良い
サーと霊が抜ける気がする
彼女僕の背中に
お塩塗りこんでくれるかな
ふっと部屋を見渡すと
部長はじめ上司
同僚
OL達みんな
指先で塩の入ったパケを
チャッチャッて鳴らしてた
なぁんだみんなも
きっちり
イノッテたんだね
ぼく知らなかったよ
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