なんだか疲れた/番田 
 

なんというか疲れている。疲れさせられている事を誰に対して言わされることもなかった。嘘だった。今日は河原で鳥が泳いでいる様子を注視していた。ぼんやりとこの部屋に帰ってきた。僕は何も言うこともない。幸せなので絶頂に達しているのかも知れないと思うと、何だか焦る。他人に対してどんな発言をすればいいのかを、ごくたまに考えている。確かにもう歳だった。歳を取っていないというのであれば、どんな仕事にも就けるものだけれど。年を取らされた君は何をするにしても可能性に満ちあふれていたのだけれど、僕の方が疲れた。疲れている事を誰に対して言うこともない。そんなふうだった。素敵だった今日は河原で鳥が泳いでいる様子に触れた。なんとなくぼんやりとこの部屋に帰ってきた。俺様は何を言うこともない。幸せなので絶頂に達しているのかも知れないと思うと、何だか焦った。やつらに対してどんな発言をすればいいのかをいつも考えている。そしてもう歳だった。歳を取っていないというのであれば、どんな仕事にも就けるものだが。そんなふうに若い頃の世界じゅうは自殺をするにしても否定に満ちあふれていたのだけれど。


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