環境論-?/ヤオハチ
 
しく薄い膜につつまれていて わたくしの持ち味も隣の人の持ち味も茫洋としており 
匂いによって破壊されるべきものがなにとも決まりかね 破壊というのが意思によってもたらされるもの
であるのなら一番最初に消えたがるのも意思だったはずと これは ニンニク側から

電車の輪郭は
ビールでゆがんでいて私は真っ直ぐに座っているので 隣の人後ろの人は見えない 隠れているのではないのだけれど 本当はずっと見えなかった 普通に生きていたら前しか見えないし 隣を見たら興味あると思われるよね でもそれは違うと思う ビールを飲みすぎていても あんまし気付かれないけど隠れている訳でもない

高松を抜けたらもう疲労のせいにしなくてもいいかと思った
朝焼けはきれいで 夜を越したからきれいだ 潔白なのが世界だとしたら
後の濁った部分はわたくしの為にとってあったのかもしれないと思う こんなに心地よい朝は またキセキとか言われるのだろうな 電車のリズムに合わせると 確かに愛がよぎり 
めんどくさい 修正とか世間体の再提出とか って思ったら目が覚めて ペパーミントのガムを噛んだ
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