途中経過/ホロウ・シカエルボク
強い決意が悪い事態を引き寄せる
そんな歪な予感を含んだ朝
煩いほどの太陽が空にあったが
ウェザーニューズは後雨だと告げていた
構ってる場合じゃない
濡れるか濡れないか分からないような事物を
軽い空腹感が幾つかのスペルに作用する
俺は苦笑いしてそこから書き直す
そんな繰り返しから生まれてくるものになにを任せようと考えているのか
考えても仕方のないことだと分かっていながらも
ちょっとした飴玉みたいにそれを求めてしまう
誰かの高笑いが廊下で反響している
最も幸せの近くに居るのは愚かな連中さ
欠伸をしたら次のフレーズが少し歪んだ
愉快なのでそのまま続けることにした
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