僕は笑顔が刺さった心を持つことになった/未完
 
僕に何ができただろう

決まっている答えの
言い訳の欠片を集めるほかに

君の声を聞いている

僕はそこに温もりを探して
苦いコーヒーを流し込む

語られる言葉に
出会った頃の温度はなく

いくつかの未来と
残された可能性を探しても
頷くしかなかった
君が君であるために

これからは別々の道へ

僕が思わずついた嘘に
君はやっと笑顔になり

僕はひとりで
冷めたコーヒーと向き合う

ポケットに
祈りを入れたまま

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