無題/xxxxxxxxx
 
に思えたが、
やがて
他のどんなことよりも
難しいのだと悟った。

そして、どんなことより大切だということも。

僕は銀の月になった。
夜空にひとりぼっちの
他人の光で輝くだけの
満ちては
欠ける
不完全で
まるで進歩しなくて
ただただ周り続ける
そんな存在。

星星に向けて線を伸ばした。
それを結んでゆくと
星座ができた。
ただひとつひとつ在ったものたちが、
新しい意味を持った。
それは僕の孤独を癒す為の
唯一で最善の手段だった。
と、思う。

しかし星星は多すぎた。
すべてに線を結ぶことは出来なかった。
それは僕の世界が完結しないことを
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