ワールド・ライト/tomoaki.t
重力の演奏が、あた 乾燥し、聖文字の様
りには散乱している、 に去勢された植物が、
カーテンが何かを隠 森のあちこちで絵を
し、塗り潰された色 描いているから、足
の部屋、大きく息を を振って距離を取り、
吸い、自分勝手に、 引かれる髪にはむら
色をつけていく、そ が生まれ、歩いた道
の時の右手の静脈だ の残り香に、こども
けが、ただ赤い、温 が群がっている、夜
みを絶ち切られる、 が降りてきている、
雨降りの街で、鈴を付けたヒトに連れられる、
ジャンク・フードがそこいらで、再生されて
行き、あまもり、振動、頚動脈の触感、携え、
地下で心を失
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