電氣ブランに灼ける空/
鵜飼千代子
花屋敷のジェットコースターが
崩れ落ちそうに走り抜けて行く
いいじゃない
ガタガタが新しくて
柔らかな微笑みを湛えるあなたは
たぶん
(なにを考えているのだろう)
なんて
思っている
わたしは
別世界の生き物じゃないよ
あなたの履歴にいるでしょう
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