日曜日の幻/番田
君の存在が単なる嘘に思えた
わからないけれども 明日としてやって来る
君の暗い闇の中として
壊された 俺の心だった
俺は世界から逃げ出すべきなのだろう
疲れさせられている日を すべてとして
疲れたもんだった 手ひどくも ああ悲しくはない
俺は暗闇の中へとつぶやかされている
そこにいる君ではなくなった
一体情熱というものは何なのだろう
わき出た噴水として見ると 本当に綺麗なのだ
警察に連れ込まれたりした夜中だった
街の中に何ひとつしてなくなった 憂鬱だから
言葉もなくひとり立ちつくしていた
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