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FUBAR
三角柱の一面は
相変わらずでしゃばっている
白も
相変わらず踊っている
思いきり
死んでしまうほど長く見あげているうちに
目覚ましは鳴りやんだ
かつて
足りないと思っていた美しい細君
朝に祝福されながら
身をかすかにのりだして
伸びをする
ずっと昔
まだ少女だったころをよく知っている
まだ少女だったころをよく覚えている
朝が冷たいことを分かっている
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