桜色の空の下で僕は凍りつく/15フィールズ
蒼く、深く透き通った君の瞳の奥に焼き付いたある少年の笑顔
忘れえないあの日々の思い出
(たしかにあなたの名前を呼んだ)
僕たちは変わってしまったんだ、と聞かせあったけど
聞けば聞くほどに
僕たちは手を強く握ってしまう
君は小さく肩を震わせながら
静かに、泣きはじめた
君の瞳はうっすらとピンク色に染まって
焦点がなにものにも合わなくなる
そのとき、桜色の空の下で僕は凍りつく
君は瞳を閉じて
暗闇に身を預けた
思い出が今はこんなに暗いものなのか、と感じながら
(いつだって、涙はとうめいなんだね)
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