朝短歌/柊 みん
 
  

朝のうた
うたってみよう
と思ってる
無駄な早起き
六時のわたし



痛みにて
離れし夢の
幸せよ
置いてきたのか
温かい手を



紫の
生を感じず
我が指は
朝を綴って
ひとりの朝日



朝空は
恋のはじまり
みたいだね
淡くわくわく
少しさみしい



「寒ぃな」と
呟いている
朝七時
白い息のみ
我に答える



いつの日か
となりに誰かいたりして?
わたしを想う
変わり者とか



青と白

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