旅人/蒲生万寿
 
風と風の合間に生き

雲と雲の隙間に

自由への憧れを見出す

我は旅人

行き着く場所など何処にも無い

それでも

旅そのものを求め

手をひろげ

未見の地へと歩み行く

我が生涯

旅に魅入られ

時を手放す

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