雨で喫茶店/番田 
 

重量感をレールがつける
向こうを蟹は広がっている
景色にしていたり全てだったりする海のコンクリートが
向こうを春に
とても沖縄の僕が広がっていた


全てにはその景色に向かう
確かになくしたみたいに褐色が
向こうには
感じられたトランクに
平野の一杯でつめこんで、船の
あったのだと甲羅を
水色の追いかけていた事もある、海を
Tシャツを何なのだろうと今日は
また蓋の違う、何も
また火の終わる


カセットデッキがなくなったような日々が
新しい、はじめる緑色を
閉じて中を流しなくしたように
とても、煙草の音楽の


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