あきらめておもいだして/小太郎
なりたいと思って真剣に頑張ってみると
とても今のままでは敵わないような人を知って
一番になれそうにないからいっそあきらめようと思う
あきらめてしばらくすると
やっぱりそれになりたくなるけど
興味を持てば持つほど
無理だと思う要素が増えていって
とりあえず自分のやり方でやってみて
それも限界かなと思うと悲しくなる
そういうことを繰り返していました
けどある時
例えば年齢のせいで望まない環境が続く時や
秋なのにかまわず咲いてる
あそこのひまわりを見たとき
もうあきらめられなくなって
まるで恋のようにそれにとりつかれてしまう
夢とはそういうどうしようもないもの
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