無題/番田 
 
僕だと思うのだ
考えさせられていない僕だったと
人間はそうだ 出て行く道も
考えさせられようとする君のいる 
人間の立って出て行く影のいる どこだろう 

君だけが 響いていたが 
何ですらもない光から
そうするわけのない光なのだ 

僕が しかし どこからだ 声として知る
歩いてきたのだと光も
僕へ 何も食べていなかったのだ 

立っていこう光として
暮れてきたことだけで 人間だけは
そうではない僕だけだ
何なのかと君だ
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