黄色い花/
さき
ていたんだ
李徴という名の虎にも
全く同感する
毎日
あの伝説の
美しい泉以外
全てが上の空で
くだらないことのようだった
それがね
なんだか
その可愛らしい黄色の花が
最近見つからないんだ
いつでも窓辺にあるって
思っていたのにね
あの花は
きっと
私に旅の終わりを告げた花で
大切にすべき
可愛い花だったんだ
旅は終わった
私はそれを
やっと知った
なのに
ほんとに
どこに行ってしまったのだろう
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