夜ごと零時零弐分の女声獨唱歌 新宿※こすり/salco
 
 未練の四弦で奏でます
火山で拾うた貝殻で 爪研ぎ今宵も掻き鳴らす
戀に盲の渇き歌 遊ばれ女の迷ひ歌
輾転反側血を流し、鬼へも届けと呻きます

指が全部折れますやうに わたしを抱いて
足萎へるのぢやまだ足らぬ
肉が爛れて膿みますやうに も一度でいい
水子供養ぢやまだ足らぬ 
目玉が取れて舌腐れ 逢ひたい逢ひたい
逢ひたいよ
わたしを忘れるのぢやあまだ足らぬ


※参番迄は東口にて歌舞伎町方面を向き、四番からは西口へ転調のうへ
 都庁方面を向いて歌ひます(南口は若人が多く、対面に勘商場しか聳
 へませんので歌ひません)。

       
 唱歌 お正月 東くめ作詞 滝廉太郎作曲

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