蛇と桜/吉岡ペペロ
、仲良しクラブはいざという時バラバラになる、もうひとつ、おそろしく狭い視野で身内の悪口や後ろ向きな発言をして束なろうとする、そんな束ね方だと、いざという時バラバラになってしまう、
きのうもカタヤマからそんな話を聞いていた
ユキオもすっかり焼酎のソーダ割り派になっていた
ぼくは経営コンサルタントをやっているのではなくて、世直しをやっているつもりなんだ、
ぼくはね、我社の幹部には、オレがこの会社を背負ってるんだ、という当たり前の発想がないことに気づいてしまったんだ、いまこんな赤字な訳ですから、それじゃあだめなんですよ、
ユキオとツジさんはカタヤマの言うことがまっとうに思えた
[次のページ]
戻る 編 削 Point(7)