窓と思考/番田
僕は口元から無くさせられている
激情がこぼれる 外を見ていたこともあった
窓など呼びかけるような詩を書いた 僕は
考えさせられる 僕は
考えるべき事がなくなった
思考することも まとまればいいのだが ならないだろうと
書きつづる瞬間 言葉を閉じていればいいのだ
こんな風に言葉を
国家が実感する
流れていた 最近の時代を
刻んでいた 花火としても 上がっていたりする
ロックソングのようなものとして 僕は
いつの日にも 気がする窓だろう
屈託したこんなような
自分としての 確かなものだろう
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