会社/番田 
 
海は何としてでもあろうと
会社の中に吹かれて僕ではなくなった
僕ではないのだと知る 詩は
言葉ではない 僕で心を消して
青に しかし ただ走った
日曜日の茂みは 君が消えていく波のない
詩でもない 透明人間で心を消して 感覚は
なんて暗いのだろう 僕は
手の中の数本を一粒こぼしていた

何にもない緑色は
涙を歩き続けさせられている音楽がした
僕ですらなく忘れ続けることのない
木の中の社長も生えさせられていなかった

公園は悲しみに満たされた けれど
僕の音楽が でも 立つ自由だ
希望を歩いていく君だった
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