水分小惑星/点子
聞いたところによると僕が目指しているものは
あっちのほうで
こっちのほうには用がなかったみたいです。
でも寄り道してみるのは
なぜかなと。
決してわからないところが魅力。
理解できるものに興味はなくとも
不可解なものに興味があって
水の行く先を調べたくなって
でもそんなのは夢じゃないと誰かが笑った。
君に決めてもらいたくないと、
僕は水を追っていった。
小さな夢より大きな夢と
人はいつだって大きなものを望むのだけれど
僕は決して大きな人間ではないようなので
小さなものも望んでみました。
馬車馬のように追っていく
僕は歩いて水の行く先を。
見届けた
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