読書/
kawa
読んでしまう
光や空気のように読んでしまう
不安をソラシと読む
雲をドシレと読む
つまるところ
わたしの思いはひとつだけだ
犬を飼いたい
ゴッホの絵がほしい
星晴れのする、小屋に住みたい
見たままに読む
数年前の日記のような読書
まっすぐならそれでいい
あいしきれなかったこいびと
ふき飛んでいる
そんな朝だ
わたしドロドロでも
そらはひかる
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