母へ/
番田
微かな指針を
街の人々に
あくる日の朝に
探し 消えていく
思いが 時計に
声ですらなくなった 母の
そんな姿すら 消えかけていく
風を さすらっているのかもしれない
投げかけたまま 与えられるのだと
畑に かじかんだ
声に 指紋の
渡り歩いている 風にない
持ち合わせていた
才能を求めている
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