中二病患者からの反論 (走り書き/結城 森士
めに必要な学問は、「言葉を厳密に定義し、それに基づいて物事を考えていく学問」のことである。そしてその最たるものは、法律学だ。法律学こそ、社会という記号化された組織を、言語という記号によって成り立たせている、根源的な学問だ。
言語に限界があるとしたら、法律学にも矛盾は必ずある。
まず、いくら言語を厳密に細かく規定しようとも、言語という記号だけで物事を取り決めることに限界がある。
例えば、二元論の限界がある。
広島に原爆を落としたことを善とするか悪とするか。
この議題でディベートをしても、未だに決着がついていないのだ。
いくらお互いの立場で言語を駆使して主張を
繰り返しても、依然
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