しにふぃ蟻、詩にへぇ・・・/海里
怠けハタラキアリの話を
聞いたことはありませんか。
ハタラキアリといっても
全員が働いているわけではなく
女王候補でもないのに働かないハタラキアリがいる、
必ずいつも全体の何割かいるという話です。
観察のために怠けハタラキアリだけを集めても
働きハタラキアリだけ集めても
やはりいつの間にか働きハタラキアリと怠けハタラキアリの
両方が出現するとのこと。
アリは社会性昆虫ですから、アリ社会として
怠けハタラキアリがいることに何か利益があるのでしょう。
ある種、化学的言語のようなものがアリ
(何しろアリは社会性ですから)
一見、何もしていないように見える怠けハタラキアリたちも実は
一生懸命詩でも考えているのかしれません。
昼中働いて、夜、巣に帰ってきたハタラキアリたちは
昼、怠けハタラキアリたちが分泌したか
それとも紡いでおいたか何かした詩にふぃに出会って
へぇぇと感心したりする訳です。
詩にふぃ蟻(アント)、詩にへぇ・・・
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