わたし、という/みい
 
っして
溶けたりはしないことを
知るのです




3. リプレイ

わたし、という少女が
てんめつ、しながら
透明の嗚咽しかもらせないで
かわりに
吐き気をもよおします

たった今、私の中に
入ってきたばかりの
愛してる、としかくり返せない男は
お前のせいだ と言うので

あきらめて
だらり、とする うで
それがわたしそのもので
安心しました

あんまり白くて


わたし、という少女を
惜しみながら殺した男が
わたしのことを真実だ、と言います


清潔、なだけの、その
男の部屋を出て
どうしようか
と思いながらも
帰るしか
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